中国シャドーバンキング、再び急増-サプライズ統計に懸念の声 – ブルームバーグ



中国のシャドーバンキング(影の銀行)活動が11月に急拡大した。当局は金融セクターの安定を脅かす与信の伸び急増を抑制する方針を表明しているが、実現に向けた取り組みは難航している状況が浮き彫りになった。

  信託融資や委託融資、銀行引受手形などを含むシャドーバンキングの与信は11月に4790億元(約8兆1000億円)と大幅に増加。10月は550億元に落ち込んでいた。こうした与信は中国経済に潜在的な脅威をもたらすことから、しばしば世界の金融システムで最も弱い部分の一つに位置付けられる。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の中国担当エコノミスト、曲天石氏は信託会社や証券会社、不動産会社などによるこうした簿外の与信の規模や不透明さを指摘。「サプライズを与えたこのデータを受けて、規制に関する一定の懸念が引き起こされる公算は大きい」と、14日の顧客向けリポートに記した。

  当局がシャドーバンキング抑制に取り組むと、このところの流動性逼迫(ひっぱく)を深刻化させる恐れがある。中国10年物国債利回りは10月末の2.74%から3.24%に上昇し、この1年余りの最高水準となった。

  曲氏は「中国規制当局がシャドーバンキングの規制に乗り出したら、流動性引き締めにより債券市場に影響が及ぶ可能性がある」と述べた。

原題:Shadow Banking in China Appears to Have Made a Roaring Comeback(抜粋)



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