オンライン融資のリスク監視を強化-高リターン求め中国国民が投資 – ブルームバーグ



中国では規制の緩いシャドーバンキング(影の銀行)の融資市場が急拡大し、ここでのリスクを監視し抑制する取り組みを中国人民銀行(中央銀行)が強化している。インターネット経由で結婚式から鉱業プロジェクトに至るあらゆる用途に向け融資が提供されており、人民銀はオンライン金融のデータ集計に着手した。

  米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスのデータによれば、中国のシャドーバンキング市場は昨年30%膨らみ53兆元(約890兆円)と、国内経済規模の5分の4相当に達した。オンラインを通じたファイナンスは、成長を続けるその一角だ。人民銀はこうした取引を扱う取引所を創設することで一部の商業融資取引の透明性確保を望んでいるとも、中国メディアは報じている。

  興業銀行の魯政委チーフエコノミスト(上海在勤)は「監督改善に向けた緊急性を人民銀は感じている。オンラインファイナンスは依然として不明瞭だが、高リターンを得るために、機関投資家よりデフォルト(債務不履行)に脆弱(ぜいじゃく)な一般国民の投資が増えている」と述べた。

  データを集計している盈燦集団によれば、4000近い融資プラットホームの9割超が3月時点で投資家290万人に対しプラス8ー24%の年間リターンを約束していた。

  人民銀調査統計局の盛松成局長は先週、同行発行の「中国金融」誌で、人民銀は隠れたリスクを特定するための基準を定め、調査結果を公表する方針だと表明。融資の使途に重点を置いたモニター活動が5月の早い時期に始まったが、人民銀は合法的にデータを集めるために引き続き国家統計局と共に法的問題に対処する必要があると説明した。

原題:PBOC Shines Light on New Risks in $8 Trillion Shadow Loan Market(抜粋)



最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE

こんな記事もよく読まれています



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です