中国、邦人男性2人逮捕 9月、スパイ行為疑いか – 日本経済新聞



 【北京=共同】中国山東省と海南省で温泉開発のための地質調査中に拘束された日本人男性2人が先月、当局に正式に逮捕されたことが13日、分かった。日本政府関係者が明らかにした。逮捕容疑は不明だが、中国紙は7月、国家機密を盗んだ嫌疑があると報じており、2人はスパイ行為に関わったと疑われているもようだ。

 習近平指導部は「国家安全法」や「反スパイ法」などを次々と制定。18日開幕の第19回共産党大会を控えて社会統制を一段と強化しており、今後もスパイ行為に関わったなどと理由を付けて外国人に対する取り締まりを継続するとみられる。

 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報などによると、2人は千葉県船橋市の地質調査会社「日本地下探査」と、中国遼寧省大連市の温泉開発コンサルタント会社「大連和源温泉開発」の責任者。山東、海南両省で測定機器を使って地質調査をしていた3月、同僚ら4人と共に拘束された。大連和源温泉開発の発注で、両社が一緒に調査していた。

 4人は7月に解放されて帰国。環球時報は2人のノートパソコンなどから地図を含む大量の「機密関連資料」が見つかり、国家安全法や反スパイ法に違反した疑いが持たれていると伝えていた。

 日本地下探査の担当者は13日、共同通信の取材に対し「9月下旬に日本政府から逮捕の連絡があった。日本国内と同じように調査をしていただけで違法行為があったとは考えていない」と話している。




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