韓国、取り調べ取材もSNS 「容疑者」になった朴氏を巡る報道過熱(西日本新聞)



 午前9時25分、取り調べを控えて検察幹部と一緒にお茶を飲んだ。庁舎10階の取調室にはソファが二つ持ち込まれ、隣の部屋には休憩用のベッド。昼食はのり巻きといなりずし、夕食はアワビのおかゆが持ち込まれ、弁護士ら10人と食べた-。

 韓国の朴槿恵前大統領の取り調べを巡る報道が過熱している。「容疑者」になった朴氏の供述内容に国民の注目が集まる中、検察と弁護士双方が取り調べの経過を報告。まるで取調室を見てきたかのような記事があふれ、驚かされる。

 聯合ニュースによると、地検は取り調べ中の21日午後、メディア各社に経過を説明。地検庁舎内にいた朴氏の弁護士は、多くの記者が参加する会員制交流サイト(SNS)を使い、夜遅くまで取材に応じた。こうした情報提供を踏まえ、テレビや新聞各紙が朴氏の様子や供述内容を詳しく報じている。

 かつて取材で捜査官や弁護士に会うだけでも苦労したことを考えると、検察が親切に説明してくれ、弁護士にスマートフォンで取材できる韓国はうらやましい。こういう時代になると、あふれる情報をしっかり吟味する力が問われる。 

=2017/03/23付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社



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