<北朝鮮写真報告>ミッキーにミニスカート女性楽団 金正恩氏が拡散させた敵性文化(写真5枚)(アジアプレス・ネットワーク)



北朝鮮で米国は「不倶戴天の敵」と表される。その敵国文化の象徴ともいえるディズニーのキャラクター・ミッキーマウスが北朝鮮国内のあちこちで見られるようになった。

【関連写真を見る】 ミッキー、キティにドラえもんまで拡散 止まらぬ「敵国」文化の浸透 (写真4枚)

北朝鮮の取材パートナーによって秘密撮影された映像を丁寧に見ると、カバンや衣服にデザインされたミッキーマウスの絵柄が市民の中に浸透しているのが分かる。特に2012年後半以降に撮影された映像に顕著だ。

2012年7月、金正恩氏は牡丹峰(モランボン)楽団の公演を観覧した。ミニスカート姿の女性バンドが映画「ロッキー」のテーマ曲を演じたり、ミッキーマウスの着ぐるみが登場。この映像を見た脱北者を驚かせた。

「『米帝』文化を否定せず受容する破格のサインを金正恩が送ったように見え、社会が変わるかもしれないと期待した」と、平壌出身の脱北者の男性は言う。

しかし、この年末に北朝鮮は長距離ロケットを発射し、翌年には核実験も強行。朝米の接近はならず、敵国文化受容の流れは生じなかった。

だが、金正恩氏のお墨付きで披露された派手な超ミニスカートやミッキーマウスは、国民の脳裏に焼き付くことになった。金正恩氏は敵国文化を国内に持ち込み拡散する役割を担ったことになる。(石丸次郎)

←金正恩氏の肝いりで新設されたモランボン楽団の公演。ミッキーとミニスカートの女性楽士も登場し国民を驚かせた。2012年7月に朝鮮中央テレビで放映された映像より。

←親子連れらしき2人。男の子が着るピンク地のミッキーティシャツはえらく派手だ。2013年8月両江道恵山市にて撮影アジアプレス

←家族の祝い事の宴会で踊るミッキー上着を着た女の子。おそらく中国からの輸入品。米国のキャラクターだとは知らないだろう。2007年秋咸鏡北道にて撮影リ・ジュン(アジアプレス)

←こちらはミッキーのリュック。2013年9月咸鏡北道清津市にて撮影アジアプレス

【関連記事】


こんな記事もよく読まれています



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です