(朝鮮日報日本語版) 文在寅大統領の安全保障ブレーン、米戦術核配備を主張(朝鮮日報日本語版)



 文在寅(ムン・ジェイン)大統領周辺で長年外交・安全保障ブレーンを務める人物のうち朴善源(パク・ソンウォン)元大統領府統一外交安全保障戦略秘書官は13日、「北朝鮮の核・ミサイル廃棄に向け、北朝鮮との交渉カードの一つとして、韓国に戦術核を配備すべきだ。北朝鮮の政権交代のための対北朝鮮心理戦も展開しなければならない」と述べた。朴元秘書官と徐薫(ソ・フン)国家情報院長は、文大統領の選対で安全保障状況団長と副団長をそれぞれ務めた。大統領府の安全保障室や国家情報院の要職にも候補として名前が挙がった朴元秘書官は現在、在外公館長の候補として名前が挙がっている。

 朴元秘書官は本紙の電話取材に対し、「突然強硬な主張をしているように誤解されるかもしれないが、私の主張は(韓国が)優位に立ち、北朝鮮と対話を行う環境を整えるためのものだ」と述べた。朴元秘書官は「北朝鮮がグアムを脅かすのは、韓国に核の傘が常には及んでいないすきを狙ったものだ。昨年グアムからB1B戦略核爆撃機が悪天候で予定よりも48時間遅れて展開したことがあったが、北朝鮮はグアムを孤立させ、核の傘のすきをつくり出し、その間に竜山、平沢の在韓米軍を先制攻撃すれば、72時間以内に大韓民国をのみ込むことができると計算したはずだ」と指摘。その上で、「そうした作戦計画を無力化させなければ、大韓民国は常に北朝鮮の核の脅威に苦しむことになる。2年程度の限定で米国の戦術核を韓国に配備し、北朝鮮に核・ミサイルを放棄させる交渉カードとして使うべきだ」と主張した。

 朴元秘書官はまた、「韓国に攻撃手段である戦術核があれば、防衛用のTHAADを配備しなくてもよくなる。THAADの稼働を当面中断させれば、中国との摩擦も解消できる」と述べた。戦術核の配備が中国の反発を呼ぶとの指摘については、「1991年に在韓米軍が韓国から戦術核を撤収するまで、中国は既に核を持つ韓国を経験している。中国から見れば、THAADは新たに韓国に配備されるため、北東アジアの戦略的バランスを崩すものだと考える可能性があるが、戦術核は北朝鮮のみを狙ったものだと説得すべきだ」と語った。

 朴元秘書官はあらゆる対話の提案を拒否しており、現在のような状況が続く場合、金正恩(キム・ジョンウン)政権交代のメッセージを強調すべきだとも主張した。朴元秘書官は「金正恩の北朝鮮と金正日(キム・ジョンイル)の北朝鮮は体制と性格が完全に異なる。金正恩は核を持っており、安全だと考えているが、『北朝鮮の政権交代を試みることはない』というこれまでの韓国の立場を変え、北朝鮮の政治的状況に変動性を加えることができなければならない」との認識も示した。朴元秘書官は「政権交代のための対北朝鮮心理戦攻撃に乗り出すと表明すれば、金正恩氏は現在の攻撃的行動を考え直すだろう」と予想し、「金正恩とその中心的な保衛集団には政権交代カード以外には効果的な脅しの手段は効果がない」との見方を示した。

【関連記事】


こんな記事もよく読まれています



コメントを残す