(朝鮮日報日本語版) 北朝鮮危機:今年16回22発の北ミサイル、費用は推計4億ドル(朝鮮日報日本語版)



 北朝鮮は今年、2月12日に平安北道亀城から中距離弾道ミサイル(IRBM)「北極星2」(射程2000キロ)を発射したのを皮切りに、今月15日に行った火星12(射程5000キロ)と推定されるミサイルの発射に至るまで、計16回にわたって22発の各種ミサイルを発射した。韓国の国策研究機関が発行した資料や専門家のアドバイスなどを基に本紙が分析したところ、これをお金に換算するとおよそ4億ドル(現在のレートで約443億円、以下同じ)に達する。

 韓国の情報機関、国家情報院の傘下にある国家安保戦略研究院が昨年末に発行した『金正恩(キム・ジョンウン)政権5年失政白書』によると、北朝鮮製スカッド(射程300-700キロ)の輸出価格は1基あたり500万ドルから700万ドル(約5億5400万-7億7500万円)、ノドン(射程1300キロ)は1000万ドル(約11億800万円)だ。同白書は、これを根拠に、射程3500キロのムスダンは1基あたり2000万ドル(約22億1600万円)と推定した。

 ミサイルの価格は量産前か後かによって計算法が異なり、生産単価か輸出単価かの違いも大きいため、正確な計算は容易ではない。国策研究機関の関係者は「(生産価格を基準にした)純粋なミサイルの単価は、弾頭・エンジン・燃料および酸化剤の費用を合わせたもの。射程が長くなるほどエンジンの性能が良くなければならないだけでなく、エンジンの数も多くなり、100%輸入に依存している燃料もたくさん入れるので、価格はおおむね射程に比例する」と語った。韓国が独自に生産して軍に納めている射程300キロの玄武2Aミサイルの単価はおよそ200万ドル(約2億2200万円)、射程500キロの玄武2Bはおよそ400万ドル(約4億4300万円)だ。

 これを根拠に、北朝鮮が今年に入って発射したミサイルの単価を推定してみると、3月6日に4発も撃ったスカッドER(射程1000キロ)は700万から1000万ドル、2月と5月にそれぞれ1回ずつ撃った北極星2は1500万ドル(約16億6200万円)、4月以降に合わせて6発(うち3発が成功)撃った火星12はおよそ3000万ドル(約33億2300万円)、7月に2度にわたって発射した火星14(射程1万2000キロ以上)は少なくとも5000万ドル(約55億3900万円)となる。

 このほかにも北朝鮮はムスダン1発、対艦ミサイル1発など、スカッド系4発、地対空ミサイル1発、そして2発以上の地対艦巡航ミサイルを発射した。これらを合算すると、3億6000万ドル(約399億円)から4億ドルとなる。

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