朴槿恵、昨年の預金の増加390万円だけ…なぜ?(ハンギョレ新聞)



-2017年高位公職者財産変動- 例年1億8千~2億9千万ウォンに比べて少なく 国政壟断事件以来、衣服代金払った可能性も 在任4年間、計11億7900万ウォン増やす

 朴槿恵(パク・クネ)前大統領の財産が4年間の在任期間で、11億7900万ウォン(1億1700万円)増えた。

 政府公職者倫理委員会が23日に公開した「2017年度財産変動事項の公開リスト」によると、朴前大統領が申告した財産は37億3820万ウォン(約3億7千万円)だ。35億1924万ウォン(約3億5千万円)だった前年より、2億1896万ウォン(約2200万円)が増加した。就任直後に届け出た財産25億5861万ウォン(2013年5月)から4年間で11億7900万ウォン(約1億1700万円)が増加したのだ。朴前大統領は今月10日に罷免されたが、今回の公開対象は昨年12月末を基準としているため、公開リストに含まれた。

 朴前大統領が申告した財産リストは、ソウル江南区(カンナムグ)三成洞(サムソンドン)の自宅と預金で単純な方だ。2014年、ベラクルズSUV自動車を売却したと申告してからは、毎年この2項目で申告してきた。三成洞の自宅の公示価格は前年度25億3000万ウォン(約2億5千万円)から27億1000万ウォン(2億7千万円)に、1億8000万ウォン(約1億8千万円)まで値上がりした。この家は地下1階・地上2階建てで、建物の面積が317.35平方メートル(96坪)、敷地面積は484.00平方メートル(146坪)で、これに先立って、パク・ヨンス特別検察官チームはチェ・スンシル氏の控訴状にこの家を買い入れた当時、契約と代金の支払いはいずれもチェ氏が行ったと記載した。

 朴前大統領の預金は前年度9億8924万ウォン(約9700万円)から10億2820万ウォン(約1億200万円)に、3896万ウォン(約390万円)増加したと申告した。しかし、この2014~2016年の財産公開当時、預金が少なくは1億8000万ウォン(約1780万円)から多くは2億9000万ウォン(約2900万円)ずつ増加したのに比べ、今回の預金の増加による申告金額は著しく低い。これまで、朴前大統領側は預金が着実に増加したことについて、2億ウォン(約2千万円)の給料の大半を貯蓄するためだと説明した。昨年、朴前大統領の個人支出が大きく増えたものと分析される。

 公開されたの預金変動の事由には「預金額の増加、金融機関(外国為替、ハナ)による口座の変更の反映」とのみ記載されている。しかし、例年より増えた支出は、朴元大統領の洋服代など代納疑惑と関連している可能性も提起されている。昨年12月コ・ヨンテ前ザ・ブルーK理事は、国会聴聞会で、朴前大統領の服・かばんの費用と関連して「チェ氏が本人の財布から金を渡した」と証言した。大統領府は、朴前大統領が私費で衣服を購入したと釈明したが、特検は、チェ氏が今月2013年から約4年にわたって、朴元大統領の衣服代と衣装室の賃貸料など約3億8000万ウォン(約3800万円)を代納したと反論した。朴前大統領が国政壟断事件が起きた後から、一部の衣服などを実際に支払った可能性もある。また、弾劾訴追審判を準備するための法律費用に使った可能性もある。

 一方、今回の財産申告対象である行政部所属の政務職、高位公務員団「カ」等級、国立大学総長、公職関連団体の役員、基礎・広域地方自治団体長、広域議会議員、市道教育監など1800人の平均財産は13億5500万ウォン(約1億3400万円)を記録した。これらの財産は昨年、家計の実質所得が金融危機のレベルまで落ち込んだという統計が出ている状況でも、前年より平均7600万ウォン(約750万円)ほど増加したことがわかった。

 黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行の財産は25億2173万ウォン(約2億5千万円)で、前年より3億6091万ウォン(約3600万円)増えた。高級公職者の中で最高の金持ちはソウル大学歯科病院のホ・ソンジュ院長で、207億6205万ウォン(約20億5千万円)を届け出た。

キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

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