トランプ、「対北朝鮮交渉」取り上げた翌日には「軍事解決策を完璧に準備」(ハンギョレ新聞)



「北朝鮮が賢明に行動しないなら戦う準備」 「グアム包囲射撃」に強い警告続け  前日の安保会議後には「交渉する時がきた」  言葉の爆弾の中「強穏両面戦略」のムード   チョン・ウィヨン-マクマスター「対応策」を電話で協議 「段階別措置、緊密な協力を再確認」

 ドナルド・トランプ米大統領が11日、米国は「戦う準備ができた」とし、北朝鮮を圧迫する発言を続けた。「炎と怒り」発言を北朝鮮がグアムに対する攻撃の主張で対抗したのに続き、米朝間の「言葉の戦争」が一層激しさを増している。トランプ大統領は一方では「交渉」を取り上げ、強穏両面戦略を使っている印象も与えている。

 トランプ大統領はこの日朝7時30分(現地時間)にツイッターに「北朝鮮が賢明に行動しないなら、いま軍事解決策(solutions)は完全に準備されており、戦う準備ができている(locked and loaded)。金正恩(キム・ジョンウン)が他の道を探すことを望む!」という文を掲載した。8日「世界が目にしたこともないような炎と怒り(fire and fury)に直面するだろう」と表現したことに匹敵するほど強力な警告だ。

 今回のツイッターは、前日ニュージャージー州のトランプ・ナショナルゴルフクラブで国家安全保障会議(NSC)の会議直後、記者たちに自分の「炎と怒り」発言が「十分に強硬ではなかったようだ」として後に出た後続の発言だ。「炎と怒り」の発言の後、北朝鮮がグアム周辺水域にミサイル4発を発射する計画を用意するとしたことに応酬した格好だ。彼はこの場で「炎と怒りより強硬なものがあるならば何か」と聞かれ、「いずれ分かるだろう」と語りもしている。

 「言葉の爆弾」の応酬で北朝鮮の核・ミサイルをめぐる対立は水位がさらに高まっている。トランプ大統領は前日、北朝鮮の「グアム包囲射撃」声明について「金正恩がグアムに何かすれば、今まで目にしたこともないようなことが北朝鮮で起きるだろう」とし、「よく考えたほうがいい。そうでなければ苦痛を経験した一部国家のように北朝鮮も苦しみを味わうことになる」と警告した。トランプ大統領の新たな脅威的発言に、北朝鮮も経激しい言葉で反応する蓋然性が浮上している。

 トランプ大統領の相次ぐ発言は不適切で危機を増幅させるという指摘を受けるが、「賢明に行動しなければ」などの但し書きをつけ、彼だけの荒っぽい方式で北朝鮮の態度の変化を要求していると解釈される。そのような面で10日のトランプ・ゴルフクラブで「交渉」を取り上げたことも注目を集めている。この席で「諸条件が変われば北朝鮮との交渉を検討するつもりか」という質問に「もちろんだ。私たちは常に交渉を考慮している」と話した。さらに、「バラク・オバマは交渉について話すことも好まなかった。時が来た。誰かは(交渉を)しなければならない」と強調した。問題を交渉で解決するという意志を表明したものと解釈できる。

 交渉する時がきたという発言が、すぐに向かい合って公開的な会談をするという意味ではない。「諸条件が変われば」に対する返事であるため、「正しい諸条件が揃ってこそ交渉することができる」という、既存の方針の延長線上にある。ただし、最近になって米朝間に形成された「強対強」構図の出口を模索しようという性格があり、大統領の発言を根拠に参謀たちが緊張が高まるのを防ぐため、水面下で接触を試みる可能性がある。ジェームズ・マティス国防長官も同日、記者団に「米国の努力は、外交が主導する」と強調した。

 一方、突破口作りのための韓米間の接触も続いている。チョン・ウィヨン大統領府国家安保室長とハーバート・マクマスターホワイトハウス国家安保補佐官は11日、電話で対応策を協議した。パク・スヒョン大統領府報道官は「チョン室長とマクマスター補佐官は午前8時から40分間電話会談し、北朝鮮の挑発と緊張高潮行為による朝鮮半島および周辺の安保状況と対応策を協議した」と明らかにした。さらに、「両国の安保と国民の安全を確保するために取る段階別措置について緊密かつ透明に協力するという約束を再確認した」と伝えた。「段階別措置」については「安保関連の懸案なので(公式ブリーフィング以外では)付け加えられない」と言葉を控えた。ただ、大統領府関係者は「北朝鮮が(韓国系カナダ人の)イム・ヒョンス牧師を一昨日送り出し人道的処置を言及したため、北朝鮮もこの問題について対話の窓口を開いているのではないかという印象を持って綿密に見守っている」と話した。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員、キム・ボヒョプ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )




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