ドル・円は下落、米インフレ鈍化意識で売り優勢-ユーロ堅調 – ブルームバーグ



東京外国為替市場のドル・円相場は下落。米連邦準備制度理事会(FRB)高官発言などを受けて、インフレ鈍化を意識したドル売り・円買いが優勢となった。

  13日午後2時45分現在のドル・円は前日比0.2%安の1ドル=112円09銭。朝方に付けた112円31銭から徐々に水準を切り下げ、一時112円02銭を付けた。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時1162.75と0.1%低下した。

 ステート・ストリート銀行の若林徳広在日代表兼東京支店長は、ブレイナードFRB理事発言に関して、「インフレは上がってきているが弱いとの見方。利上げは年内もう1回あっても、勢いはスローダウンという見方」と分析。もっとも、「ドル・円は底堅い感じ。113円超でショート(売り建て)を作って112円近辺で買い戻しという動きが続いている」と述べた。 

  前日は、ブレイナードFRB理事が講演で、インフレには重大な低下傾向があるようだなどと語った。この日は、アトランタ連銀のボスティック総裁がブルームバーグテレビとのインタビューで、「米国は急速に完全雇用に近づいている」としながらも、「12月に利上げするか分からない」と述べた。

  米国ではこの日、シカゴ連銀のエバンス総裁とダラス連銀のカプラン総裁が講演するほか、9月のCPI、小売売上高、10月のミシガン大学消費者マインド指数などが発表される。ブルームバーグ調査によると、CPIは前月比0.6%上昇(8月は0.4%上昇)、小売売上高は前月比1.7%増(8月は0.2%減)、ミシガン大学指数は95.0(9月は95.1)が見込まれている。 

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.1%高の1.1846ドル。欧州中央銀行(ECB)の債券購入削減に関する報道などを背景に、ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。

ECBの債券購入削減に関する報道はこちらをクリックしてください

  みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケットエコノミストは、報道について「市場予想とあまり変わらない。市場で言われていたのは600億ユーロを400億ないし450億ユーロにして、半年ないし9か月延長するという話だったので、ほぼインライン」と分析。またステート・ストリート銀の若林氏は、「ユーロは上を見ている人が多く、まだユーロ高方向で良い」と説明し、当面の上値めどを1.1930ドルとした。



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